フリートーク傑作選!未発表スペシャル!!‥…あのハナシもあるよ‥…ってナニ?
最近。日本でもその存在が濃厚となってきた、WWF。またかと言われそうですが、またです。CSで放送
されているのは字幕でして、中には訳しきれないのかそれとも流せないのか、字幕が出ないことも屡々なん
ですけど、これがもし。テレ東あたりが地上波での放送権を買い取って、放送するとしたら、やっぱり字幕
じゃなく日本語に吹き替えされるんでしょうか。となれば、また、つまらなくなってしまうのですけど、これがも
し。レスラーの声を声優があてたら面白いと思うんですけどねぇ。うん。個人的な意見としては、やはり。マイ
クパフォーマンスがあるからこそ、面白いのであって、実況だけ日本語でやるからこそつまらなくなってしまう
んじゃないか、と思うんです。何せ、見ている人には解っていただけると思いますが、これがもう!どこまで
が演技でどこまでが素なのか解らないぐらい上手いんですよ、あの人々は。WCWでは現地の映像に実況
をかぶせていましたが、そのイミでの面白さは半減されていたと思います(でも。田中・松崎コンビは面白
かったけど。あの漫才のような掛け合いが)。はい。でまぁ、やるとしたら、やはり。実況は古館伊知郎だろ
うなぁ(勿論、現地のパワーに負けないと言うイミで)。解説は。うーん。斉藤文彦あたりかなぁ。いや、あの人
やったら現地での面白味がなくなってくるから田中秀和あたりがいいと思う。多分、斉藤文彦になっちゃうん
だろうなぁ。で、勿論、月曜日と水曜日。んで、団体の細々とした情報番組と。全部やんないと。ね。でも
まぁ、妄想で終わっちゃうんだろうなぁ。あーあ。WCWも一時期は面白かったんだけどねぇ。うん。WWFに
押されちゃってねぇ。って、纏めようがないじゃないですかぁ。
WWFが今、面白いと本誌で幾度も書いているけど、とうとう予想が当たった。と言うか。当然の展開と言
えば展開なのだが。まず、親父のビンスを差し置いて息子のシェインがライバル団体のWCWを買収。これ
は何をイミするかと言えば、対団体抗争の序章に過ぎないのである。まぁ、私はWCWとWWFがやるんだ
とすっかり思っていた。しかし。そこへ、思わぬ伏兵が現れたのである。そう。アメリカ第3の団体と言うべき
ECW。知らない人に説明するには大仁田が”涙のカリスマ”と言われていた頃のFMWを思い浮かべた方
が良いだろう。だって、その通りじゃん。まぁ、元々、このECWとWWFは提携と言う関係上、レスラーが移
籍してくる事が多々あった(レイヴェンのようにWCW経由で移籍した人もいますけど。また、WCWから移
籍した人もそれなりの数でいます)がまさか、ねぇ。手持ちのを全て使っているようなそんな状態なのであ
る。言い切っちゃえば。だからって言うことではないんですけど、この潰れかけた…‥、あ。いや、WWFに勢
力を奪われてしまったこの両団体のレスラーは必死である。もう、崖っぷち状態でいつ、追い出されてもおか
しくない状態なのだ。まぁ、ウラではそんなことはないと思いますけど。多分、ビンスが仕切っていると思い
ますけどね。あ、そうそう。そのWWFの裏側、つまり。ギミックね。それを初めて浮き彫りにした映画『ビヨン
ド・ザ・マット』が今、公開中(編集室注:多分、公開は終わってるかもしれません。そのうち、DVDかビデオ
で出るかも知れませんけど。ちなみに。アメリカの方ではDVDの方で出てるそうです。興味ある方は自分で
探して下さい)。いやね。アメリカの人々ってこう言うのを出されても、素直に楽しめるんだね。偉いよね。い
や、それが普通か。いつまで経っても、インチキ臭いとか種明かしはどーのとかそう言うところに目がいって
いる日本人はダメだね。まぁ、近頃はそういうのが居なくなりつつありますけどね。なんで、疑い深い目でし
か見れないんだろうね。ーん、考えてみるとこう言うのを見せることによって、安心して見せれるようにしたん
じゃないのかなぁ。だって、ハナシの最後はヒールがやられるし。あ、そうか。ビンスはそう言うところも解っ
ているから偉いんだよね。だから、信頼されているんだね。これ以上、話すとキリがないので止めますけど、
疑う人も嫌う人も。そして、好きな人も猪木信者(違うと思うんですけど)も必見だと思いますわ。はい。そう
言えば。番組がね。始まる冒頭で、これは「真似しちゃぁいけない」とテロップが出たり、番組中のCMにも
そう言うのが挿入したり、結構気を使っているんですよ。これが。日本でもやればいいのにね。ホントに。
あ。斉藤文彦という人物は多分、一部の読者しか解らないと思いますが、週プロでアメリカのプロレスに関
するエッセイを連載されている方です。たしか、まだ、ECWが日本でも流れていた頃、解説されていまし
た。随分とムカシのことなので、覚えていません。
最近、思うこと。松本大洋氏ってそんなに凄いんかなぁと。いや。別に、真っ向から否定するわけでもない
んですけど、某誌を読んでいると、みんな褒めているんですわ。この人のことを。まぁ、欄外に載る読者コメン
トの殆どは某誌に掲載されている作品・作家に対するモノであって、従って非難はないわけである。でも
まぁ、読む限り、そうかなぁと思ってしまうのだ。多分。氏を褒めている人々は、そういうのを見ていないから
であって、そう言う人もいると思っている私にとっては何も凄くないのである。いや、ホントに。ただ、こう言う
ことを書いていると、真っ正面から迎えられない自分がいて、それがまぁ、不甲斐ないと言えばそれまでだ
が、私が言いたいのは。たしか、『ドラえもん』を語ったときもそうなのだが、全ての人がそうじゃないと言うこ
とである。たしかに、氏は強い個性を持っているなぁと思う。お世辞でもないが。自分の世界を持っている
なぁとも思う。ただ、カンに障るのはそう言う人々がこぞって言っている部分なのである。ちなみに。氏の作
品を初めて読んだのは今回がそうかと言えばそうじゃない。某誌のアンケートの欄外に初めて読んだとかい
てしまった(ここで書いても仕方ないことですが)のだが、実は。まだ、年刊だった頃の『コミックキュー』での
カヴァー特集で、なんと『ドラえもん』を選んだ人がいたのである。それがこの人だったのだ。独創的な発想
で「あれからこんなのがなぁ」と妙な印象を持ったのであった。でまぁ、私の性格を解っている人は解ると思
いますが、どうも。天の邪鬼な性格で他人が褒めているのを嫌がってしまうのだ。強がりなんだから(笑)。
たしか、当時。氏の人気が高まってきた頃のハナシである。なんだかんだ言って読んでいるんですけどね。
まぁ、問題は読者各位に知っている人がどのくらいいるかである。多分。マンガ読みの中でしか話題になっ
ていないと思うんですけどね。うん。
唐突ですが、今時のマンガ読みってどう言うのを選んでいるんだろうと思ってしまう。まぁ、私自身、こう言
うことをやっているのであるから位置などが掴めなかったりするんだろうけど、それでもなお、不思議に思っ
てしまう。たまぁに顔を出すって言うか、フラッと立ち寄る書店にも色んな本が置かれている。勿論、その中
にはマンガも含まれているのだが、もし。ここになかったらどうするのだろうかと、思ってしまう。欲しい本は
ハシゴしてまで探すか、所詮田舎だと思って諦めるか、まぁ、どちらでもない人もいるだろうけど、それは自
分の価値観で探しているのだろうか?単にいま、売れているからとか流行っているからとかそんな根拠で、
「オレはマンガ読みだからよぉ」と言い張らない方がいい。いや、絶対止めるべきだ。吐き気がする。何考え
てんだお前?と、聞きたくなってくる。たしかに。いま、話題になっている作品に群がるのもいい。それも一つ
の手順だ。しかし、自分で個々で発掘するのが信念じゃないのだろうか?近頃、やたらと同じ作家を賞賛す
るけど、殆どの連中は長いものに巻かれろと言う、嫌々しい根性で上げている。私は、その作家を軽蔑する
わけではなく、むしろ、褒め称える連中がイヤなんである。何故に、全員が一致するのか?良い作品を何
故、探し出せないのか?むしろ、軍隊と同じく、右向け右なんじゃないのだろうか。一人が褒めると、みんな
が褒め出す。一人ぐらい違う作品を持ってきてもいいと思うんですけどね。まぁ、そんなことを思っているか
ら、未だに一人で、こんな事を思っているんでしょうけど…‥。
ちょっと驚く事態があります。毎度御馴染み、小学館の『IKKI』。次号あたりで一周年を迎えないか。だっ
て、出たのは去年の11月だもんね。まぁ、気が付いたらそんなに経っているんですけど、なんと。読者コメン
トが欄外に載りだしたのは第2号。その第2号に私が書いたのが採用されたんじゃないかと書いたんですけ
ど、なんとっ!今のところ、4分の3(編集室注:平成13年11月30日現在、6分の4。あ、3/2ですね)。
殆どの号に私のコメントが何処かしらに掲載されているのだ。ここ、2・3年では最早、奇跡と言っていいほど
の打率。まぁ、私ごときのが載るんだから、余り売れていないんじゃないか…‥。いや、そう捉えるのは止め
よう。とにかく。細かく読んでいる人間にとっては”端なえ”と言うのは何者か?と思われてもいいような気が
する。だってねぇ。自分では言い難いけど、これってどう読むの?と思っちゃうし、知ったような事を書くなぁと
思われてもおかしくないのだ。コメントが。他のと読み比べれると一目瞭然。ホントに異なってる。まぁ、小学
館という事は私のことを(もしかたら)覚えている人物が居るのかも知れない。いや、ねぇ。もう、十数年前の
事ですから、多分。記録は残っていないはず。でもなぁ。あれは、印象深いだろうなぁ。なにせ、遅刻したか
らなぁ。あーあ。
『蔵出・山本正之作品大全集』が出た。勿論、私は予約したのだが、改めて懐の深さを感じた。今回はタイ
トルに蔵出となっているとおり、本当にレアな楽曲が満載である。しかしまぁ。本当にこの人って様々な仕事
をこなしているのねぇ。驚くよぉ。ドラゴンズ関係は勿論の事、劇団がらくた工房の楽曲。プライヴェート用に
到るまで、タイムボカンしか知らない方々にとってはまさに未知の世界である。多分、ここまで書いても買わ
ないのは解っているんですけど、ねぇ。うーん。あ。そういえば。接点がなさそうなのが山本正之と水木一
郎。だって、路線が違うからねぇ。と思いきや、意外なところで接点が。水木一郎ヴォーカルスクールの非常
勤講師が山本正之なのだそうだ。意外でしょ?ちなみに、ここ10年は行ってないらしいけど。山本正之自身
も自ら、講師として教壇に立っているそうな。何故、今回このハナシが出てきたかと言えば、『銀河旋風ブラ
イガー』を歌ってるんですわ。水木一郎が。何故、そのヴァージョンが存在するのかは謎なのだが、まぁ。こ
れも貴重な一曲と言うことで。
山本正之のコンサートに行って来ました。はい。ただ、それだけです。って、おい。いやぁ、実は。2年ぶり
なんです。生は。本当に生は良いです。CDで繰り返して聞くのも良いけど、生が一番ですわ。だって、会場
全体の拍手の中舞台に登場した山本正之をみて、「おおおぉ!」と思いましたもん。で、メドレーから泣きま
したもん。「あ、やっぱり変わってないんだな」と。もう、ねぇ。嬉しくて嬉しくてねぇ。うん。言葉に表せない
や。そういえば、初めて行ったのは今から4年前だったけ。あの時と一緒だね、感動は。CDでしか聞けな
かった声というかなんて言うか。それが目の前で歌っている。ライヴ盤はあるにしろ、こういう機会でしか聞
けない楽曲にも聞けたし。この事はいつも言っていることなんですけど、アニメだけじゃないんですよね。普
通の楽曲も歌ってるしコミックソング調のも。懐が深いんですけど、どうしても世間体ではタイムボカンが最初
に来てしまう。まぁ、それは仕方がないことだけど、もっともっと奥の方へ行くと、全く異なった印象を受ける
のである。あ、そうそう。今年は『燃えよドラゴンズ!』は出ないそうです。今年は成績悪いからなぁ。せめて
歌だけでも盛り上がろうと本人は言っておりました。そのかわりに。今年は日本ハムファイターズの応援歌
を創ったそうな。インディーズながら発売するそうです。興味があったら買うて下さいなぁ。まぁ、早川氏は買
わないと思うけど(笑)。
にしても。今回、行くのに都営大江戸線と浅草線を使ったんですけど、やっぱり不便。使いづらい。蔵前で
乗り換えたんですけど、いったん外に出るってねぇ。まぁ、滅多に降りない駅なので貴重な体験でしたけど
ね。大江戸線の都庁前で降りてぼんやりと歩いて朝日生命ホールまで行ったのですが、相変わらず、客層
が。うん。これ以上は言いません。ただ、一人でいるときついです。肩身狭いです。まぁ、こういう機会じゃな
いと聞けないのでいいんですけどね。そういえば。ふと思い出したことが。朝日生命ホールの近くに地下道
へ降りる階段があるんですけど、あの地下道って大江戸線が出来る前からあるんですよ。これが。つまり、
あれって計画的には随分前からあるという事になる。地図を見て改めて思いました。
すいません。やっぱり、10年前のことは書けませんでした。と言うか、幾度も書いているので今更なぁ、と
言うのもあるんですよね、正直なところ。たしかに、ネタとしては面白いと思うし、奇妙な時代だったなぁとい
うのはあるし。でもまぁ、一般にはそう言うのは感じられていなかったようで、意外と知らない人が多い。そ
の奇妙なというのは、それまで廃れていた、ギャグマンガの世界に何故か、脚光をあてて、幾人もの新人を
輩出したのは良いが、殆どのがダメだった。救いなのは漫画☆太郎が出てきたと言うこと。彼の才能はつの
丸より凄いと思うし、そりゃぁ、下品だろうけど、面白いと思うのだ。まぁ、彼が活躍しているのが不幸中の幸
いと言うべきだろうか。これで、あんなに騒いだのに何も生み出せなかったら、消えていった人々が悲しく思
えますわ。でまぁ。何故にこんな時期があったのにも関わらずに、注目を浴びなかったのかと言えば、人材
の少なさだったんじゃないのだろうか。たしかに、各誌とも新人発掘に勤しんでいたのだが、間に合わな
かったのである。これが。いや、まてよ。間に合ったにしても、”即戦力”にならなかったんじゃないのだろう
か。そして、この現象を見ていて思い出すのが、それから更に15年前。若手ギャグ漫画家の三羽ガラスと
言われた、江口寿史・鴨川つばめ・田村信(五十音順)。このお三方がタイミング良く同時期に出たことによ
り、競い相手がいて、向上効果を生みだしたとも言えるのだが、悲しいかなこの頃は、雑草(すいません)は
ぼーぼー穿いているが、大木となる苗は一本しかなかったのであった。つまり。結局は漫画☆太郎の一人
勝ち。そう言えば。先日ね。とうとう、『BSマンガ夜話』にて田村信氏の『できんボーイ』が取り上げられたん
である。で、しかも。その日のゲストの中に江口氏が居たのだ。夢の組み合わせですね。これは。明らかに
影響を得ていたと語っていた。まぁ、当時ね。あのようなストレートな。分かり易いギャグに、憧れていたそう
な。ま、私も同業者だったら憧れるよなぁ。だって、カッコイイもの。ホントに。ああ言うのやりたいですよ。ち
なみに。大槻ケンヂが言うには「これはないだろ」と。当時小学生だった大槻ケンヂはこれを見て、明らかに
子供ウケさせようなのを「なめられている」と思ったそうな。まぁ、そうだろうなぁ。元々は山上氏のアシスタン
トだったそうです。そういえば、描き方が似ているな。ネームを上げるのに3日かかっていたそうです。ああ言
うのほど、慎重なんですよね。でまぁ。結局のところ、小粒揃い(失礼)だとルネッサンスに成れないと言うこ
とで。はい。
まぁ。個人的には燃え尽きたのが鴨川つばめ、焼け残ったのが江口寿史、そのまま変わっていないのが
田村信と言っているんですけどね。うーん。三者三様と言えばそうなんですけど、今このような新人が出てき
たら、再び、ギャグに脚光が浴びるかと言えば「そうかなぁ」と言うのが正直なところですわ。だってまぁ。才
能は勿論の事、それを全面的に出させてくれる雑誌がない限り無理だと思うんですわ。はい。色んなね、制
約をかいくぐってきて自分が今一番面白いと思っているのを簡単に、ノータッチでやらせてもらえるかと言え
ばそうでもないし、読者がついてこれるかと言えば難しいだろうし、以前と比べてそう言う環境が出来るか?
と言えば難しいと思うんですわ。まぁ、良かったのはこのお三方が同時期にね。出てきたのもあるけど、そ
の頃に丁度絶頂期に値する、山上たつひこ(現・龍彦)氏やコンタロウ氏が足場というか、道しるべみたいな
のを創ってあったからじゃないかと思うんですわ。絶対的なのは山上氏の登場だろうなぁ。この人の登場に
よってギャグマンガが変わったと言われているし、いわゆる革命を起こしたのもそうだし。でも、ギャグ漫画を
描く以前ってSFモノ描かれているんですけどね。暗いのを(『光る風』とか『鬼面帝国』そのあたり)。凄いの
はそのテンションを計算ずくでやっていたことで、それを真似てみても落ちていくんですよね。他のが。その
あたりが凄いなと思いますわ。まぁ、今現在の漫画界を変えようと、落ちぶれたギャグマンガに革命をとそう
言う新人が現れるのを願っていますけど、余程の事がない限り生き残るのは難しいと思いますわ。はい。
今回のインタビューズ(編集室注:第54回の事。近日掲載予定)はこの後なんで、読んでいただくとして、
書くキッカケとなったのは、『忘れえぬ鉄道情景ドキュメント感動の所在地1』(椎橋俊之著/ネコ・パブリッ
シング刊)をなんとなく眺めていたときである。いや、ネコ・パブリッシングの刊行した本ならどれでもいい。特
に限定はしなくてもいい。たしかに、解説や文章はあるもののそれは、写真を説明するモノであり、あくまで
も主体は写真である。他の出版社なら、こういう編集のやり方はまずやらないだろう。いや、逆に影響という
か、感化されてこういうやり口で出されるのが増えてきたがやはり。こういう編集で一番上手いのはネコ・パ
ブリッシングである。改めて感じさせられた。そういえば。本稿ではふれていなかったのだが、以前の『レイ
ルマガジン』は模型とが一緒になっていて、まるで先輩格の『とれいん』のような(って違うか)。そんな雰囲
気が好きだったんだよなぁ。まぁ、見ていて一番分かり易いんですよね。こう言うのが。まぁ、この後のインタ
ビューズで語っておりますので、そちらの方をどうぞ。やっぱり。文章を主体になると思うんだよなぁ。普通は
ね。そこへ何故にこういうやり方にしたかと言えば、名取氏の存在が大きいと思うんですわ。はい。この方っ
て、『レイルマガジン』の編集長でありながら、自ら現場へ行ったり、自分の趣味で連載記事を書いていた
り、もう、マニアックなんですわ。つまり。自分で写真を掲載する場合、小さい囲みじゃなく大きいサイズで、
分かり易く、と思ったんじゃないかと。はい。
ええと。先日というか、先程。ようやく、映画『人狼』を見た。これは私個人の意見であり、率直的な感想で
もある。従って、他の誰かが見て異なったことを書こうが構いやしないのである。と、言うのは賛否両論だと
思うんですわ。うん。私は押井守の作るハナシは好きだし、崇拝までは行かないがそれなりの評価をしてい
る(なんか偉そう)。まず、この映画は”R−12指定”である。つまり、中学生以下はお断りなのだが、この
方の映画を語るというか理解するにはまぁ、子供は無理だろうなぁ。だって、難しいですもの。何が難しいか
と言えば、セリフが説明的でハナシのテンポが遅く、オチが「ええっ?」と驚いてしまうのである。…‥、い
や。実際のところは、機関銃で射殺されるシーンが入っているからだと思うが(ちなみに。余談だがるろ剣の
追憶編もこのぐらいリアルです。殺された方は)。で。このハナシでは、昭和三十年代頃の日本を舞台として
いる(確定はしていない。ただ、デモ隊と機動隊との衝突のシーンや都電が現役なのを見ての判断)。ケル
ベロス(間違っていたらすいません)と後に言われるようになる重機隊が存在していた。その部隊に主人公
が在籍していたところからハナシは始まるのだが、かなりの人は押井の罠にはまったと思う。ハナシ中盤で
主人公と知り合う女性と冒頭で出てくる少女がうり二つなのだ。その女性にあったところからハナシは急展
開というか、ゆっくりと前へ進んでいく。まぁ、あらすじはこのぐらいにして、早いハナシが狼は群を成してい
ない。いつ、どこに現れるか解らないのである。そして、その群があったとしても外からは介入が出来ないの
である。それが言いたかったのかも知れない。悲劇的なのはその群の中にいた狼が偶然出会った女性に
恋してしまう。その事なんじゃないのだろうか。ちなみに。ケルベロスは以前、押井作品に登場した重機隊
で、二作品あり両方とも千葉繁が主演。余程好きなんだろうなぁ。この人は。個人的には『トーキングヘッド』
をもう一度確認のため見たいんですけど、これを置いている店が無いんです。いや、一度だけ見たんですけ
ど、その後置いていた店が潰れちゃって。ダビングでも良いです。持っている方はスタジィ経由でお願いしま
す。あ、そうそう。ついでになんですけど。『機動警察パトレイバー』の新作。何故、製作が遅れているかと言
いますと、押井監督が海外で映画を撮っていたらしいんですわ。いや、ビデオの最後の方に予告編が入っ
ていたのでたしかだと思うんですけどねぇ。そういうことなので、とり・みきが脚本を落としたとかそういうこと
ではありませんので。ね。
久しぶりに『機動警察パトレイバー』(ゆうきまさみ著/小学館刊)を読んだ。一回書いているのであまり、書きたくないのだが、なんか妙に懐かしいんですよね。この作品は。たしか、この前作である、『究極超人
あーる』でそれが終わったのが昭和62年だったから、ーんと。13年前か。そーか。そんな前になっちゃう
か。多分、私はまだ、小学生だよな。昭和天皇がお亡くなりなったのが翌年の正月で、まだ、週刊少年誌を
読む余裕があった頃だ。と言うか、好きな作品が各誌に連載されていただけのことであって、そう言う時代
だったのである。ちなみに。この作品を読むようになったのは中学生に進学した後で、多分、連載初期は読
んでいないと思う。解っていただける方なら解ると思うのだが、上辺で読むのと深く読むのとで違ってくるの
だ。たしかに。この作品はロボットモノなので、単純に見れば面白いだろうけど、よーく読んでみると人間関
係の複雑さ、セリフ回しの面白などが出てきて、そうは簡単に読めないのだ。これが。まぁ、そこまで読まな
くても面白いんですけどね。はい。個人的に好きなのは後藤隊長だったりするんですけどね。あの性格が
ね。昼行灯のようで、結構危ない性格。うーん、また疑われるなぁ。まぁ、そろそろ。この段落の纏めに入ら
ないといけないんですけど、この作品というのは善悪というのは登場しないんですよね。アクマでも、警察対
犯罪者を最後までこだわっていたと言うか、それが当たり前なんですけど、これがジャンプだったら途中でナ
ントカ大会とか言って路線が変わるんだろうけど、でも、意地でもゆうき氏は変えないと思う。この方も結構
頑固なんですよね。これが。だってさ。ワイド版の一巻目でね、既に主要人物の殆どを登場させているんで
すよ。これで、あーた。変えたらダメだって。まぁ、ゆうきまさみと言う描き手だからこそ、こういう構成になっ
たんじゃないかと思いますわ。はい。(ここまでは未発表だったのを掲載。一部、加筆)
それは。今月二十日の未明に起きた(平成11年1月)。その前日、私は急に吐き気がして、帰りのバス
の車内で脂汗がダラダラと流れだし、セカンドバックが担げないほどであった。‥…そして。午後十時頃就
寝。ひとまず眠りの世界へ入り込んだ。と思ったら、目が覚めた。ーん?目覚ましを見ると、0時過ぎだ。あ
りゃ?と思いながら、取り合えず。トイレへと思い階段を下りてドアを開くと、急に吐き気がした。あ!やば
い。でるぞ。久しぶりに出るぞ!!その臭いはまるでコーンポタージュのような、まぁ。言ってみればスープ
のような臭い(スープを頂きながら読まれている方すいません)。一気にモノが口へ逆流してきた!!やば
いっ!!私は、便器に顔を向けて吐いたのであった。うげぇぇぇぇぇぇぇぇ。某パズルゲームでそう言うセリフ
を言うキャラが、いたがまさにその時!その声が聞こえてきた。逆流は二回に分けて起きてしまった。目は
涙目になってしまい、鼻からはモノが出てきていた。うーん。食事中の方、もしいらっしゃったら、すいませ
ん。書いている自分でも気持ち悪くなってきた。まぁ、その後は眠れなくなり、水分を取りながら一夜を過ご
しました。で。これは後日談で決して言い理由ではないんですが、実は先に書いておいた今号分のインタ
ビューズ。後はフリートークなど、本文を書けば早く出せたのですが、上記のおかげで遅れてしまいました。
いやぁ、ビックリしたなぁ。まぁ。店名は出せないけど、某ファーストフード店で食べたぐらいからちょっとおか
しかったんだよなぁ。うん。で。外房線の電車の中で、気分悪くなるし。まぁ、あれはね。周りの乗客が形振
り構わず、世間話をしてて、なおかつ周りの視線。これが原因だと思います。どうして、大声で喋るかねぇ?
ちなみに、その週は某ファーストフード店をはじめ、そう言う類のお店には行けませんでした。当たり前だ
なぁ。アレの後、初めて食べたときは緊張しましたけど。
(この段落のみ洗脳R第29号/平成11年5月10日発行分から抜粋)
トップに戻ってみる。